日本語スピコン
長い寒波が続いたので、小菊の作業が無くなった。ハウス内の親株に白サビ病が入っていないか、今のところ感染なし。水平な畝を作るため圃場の平らさを測りたいが、土が湿っていてできない。確定申告(青色申告)で必要なレシート類のデータ入力は、手につかない。
そんな中、この日曜日に知人の誘いで日本語スピーチコンテストに行った。15人の外国人(留学生や実習生)が5分以内で話して、分かりやすさや内容などを審査して表彰する仕組み。主催は市の国際交流協会、後援が市や教育委員会に新聞社。会場は100人弱が詰めかけ熱気があった。感心したのは、大きな環境変化の中で暮らす発表者の話の内容がとても「前向きな人生」だったこと。”やばい”でごまかす我々と少し違うような気がした。
今回はマニュアル第3章「圃場準備と定植」をアップします。
pdf.png 第3章 ほ場準備と定植.pdf
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親株の育成中
写真はハウス内で育成中の親株です。幅5m長さ15mのハウスの3ウネに7品種2,800株の親株を植えている。
植えたのは去年の11月半ば。秋祭りの当番に当たったので普段より半月遅れ。親株は、出荷して残った株を掘り起こして整形したもの。幅90㎝長さ13mのウネに1千本弱植えている。7品種全てが種苗会社の承諾(許諾料を支払い)を得ている。そうでないと種苗会社から訴えられる。小菊生産にも種苗法という規制があるのです。
2月20日を過ぎると気温が上がってきて芽が伸びてくる。伸びた芽を上から8㎝折り取って(これを「穂」という)挿し穂し、約3週間かけて発根させてからほ場に定植します。お盆向けには3月15日ころ、彼岸用には4月28日ころに穂を採って、4月4日ころと5月18日ころに定植する予定です。このハウスから約8千本の穂を採取する計画です。
今回は、マニュアル第2章「挿し穂と育苗」を添付します。
第2章 挿し穂と育苗.pdf

 中央に灌水チューブ 地面が割れて芽が出ている
小菊栽培マニュアルを軸に
高校を出てから50年近く、退職したので横浜から広島の無人だった生家に住むようになった。それから10年余、喜寿に近くなってきた。帰ってから始めた小菊栽培も10年余、たくさんの失敗(経験)の上に栽培マニュアルを作った。それを少しずつ公開して仲間作りをしたいと思っている。
前職は畜産の事務職、主に鶏の分野で転勤族し16年間単身赴任した。生家(家と水田とトラクター付き)に帰って、手に職がなかったのでネットで情報集めして始めたのが小菊栽培です。
最初は、県指導員が作ったマニュアルを使って始め、今は県もJAも技術指導しないので、種苗会社やネット情報に頼っている。失敗も多い。例えば、昨夏の毎日37℃には水不足とハダニ被害で散々な出荷成績になった。
稲作20アールは機械を使えば手間いらずだが、小菊20アールは4月~10月は連日忙しい。このブログも4月以降はどうなるか分からないが、時間を見つけてガンバるつもりです。
今回は、栽培マニュアルの表紙と第1章を付けておきます。

マニュアルの表紙.pdf
第1章 これから栽培する人に.pdf
資料1 小菊の価格グラフ.pdf
資料2 栽培に必要な資機材.pdf

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